第1章 好きな気持ち
『ちゃんと考えてあげなきゃダメだぞ。』
山田さんの言葉が脳裏に響いて、酔うにも酔えない状態だった。
「ん___...」
神谷さんは相変わらず泥酔状態なわけで、僕が家まで送っていってる。
「神谷さん...。」
お酒の影響で顔が真っ赤で、気持ちよさそうに寝ている、その神谷さんの名を呟くと、
僕はその唇に吸い込まれるようにキスをした。
「っ...!! 何やってるんだろ。」
ハッと我にかえると急に恥ずかしくなった僕は急いで神谷さんを家に送り届けてから逃げるように家に帰った。
ボフッ
自分の家のベットに飛び込むと僕はいろんな事があり過ぎた今日を振り返り始めた。