第6章 告白
「ん......」
僕は、自分の家とは違う、見慣れた天井で目を覚ました。
「起きた? 大丈夫?」
神谷さんの声だった。
「神谷さん......?」
僕はゆっくりと起き上がると声の方へと身体を向けた。
そこには心配そうに僕を見つめる、神谷さんの姿。
じゅんじゅんと居た期間が長かったおかげか、久しぶりみたいな感じがして凄く嬉しかった。
「神谷さん......!」
そう名前をもう一度口にすると、涙がこみ上げてきた。
「えっ大丈夫!!? どっか痛む?」
そう言って近寄ってきてくれた神谷さん。
神谷さんの優しい顔を見て、僕はこらえきれず、神谷さんの唇にキスをした。