第4章 愛〜福山潤side〜
「どしたの? 潤〜。」
足元がふらつく中、神谷さんは何とか俺に着いてきてくれた。
誰もいないトイレ。
「好きでした!」
俺はそこで神谷さんに面と向かって言った。
酔っ払ってるとはいえ、さすがに神谷さんも驚いていた。
「何言って...」
驚いて、思わず言葉が漏れた神谷さんの唇を塞ぐ。
「ん......!」
神谷さんはきっと目を見開いて驚いてた。
そんな気がする。
それでも俺は気にせずに、神谷さんの口の中に舌をいれると、神谷さんの舌と絡める。
神谷さんも意外と飲み込みが早い。
すぐに俺の背中に腕を回すと、神谷さんの方からも舌を絡めてくれる。
「んん.../// んっ...。」
神谷さんの口元から、そんな甘い声が漏れていたその時。
「神谷さん...じゅんじゅん...?」
トイレの入り口で、小野が驚いたようにその場に立ち尽くしていた。