第3章 キス
「やっぱりあそ...」
と僕が言いかけると、
「好きだから!」
じゅんじゅんは僕の言葉を遮ってそう言った。
「...え?」
「好きだからキスするの、当たり前だろ...。」
じゅんじゅんは今までになく顔を赤くして、少し小さな声で言った。
「神谷さんと付き合ってるってこと?」
僕が聞くとじゅんじゅんは首を横に振って答える。
「付き合ってはなくて告白のその先がああなった...」
告白からキスってもっていけるんだ...。
僕が感心しているのも束の間。
「だから小野! 俺と神谷さんのこと、手伝ってくれないかな?」
じゅんじゅんはそう言った。
.....え..?