第3章 キス
「んんっ...!」
僕はじゅんじゅんの胸を叩く。
でも、じゅんじゅんは僕の力ではビクともしない。
「んん.....///」
やっぱり舌を鍛えてる声優だ。
キスがとても上手だった。
こんな上手なキスじゃ、神谷さんもおちるわけだ。
と、じゅんじゅんが唇を離した。
「どういうつもり...?」
ハッと我に返った僕はじゅんじゅんに聞く。
「特に意味はないけど、強いていうならその唇が欲しかっただけ。」
いつも通り笑っていうじゅんじゅん。
軽すぎる。
僕の、じゅんじゅんへのイメージがガラリと変わった瞬間だった。
「神谷さんと、何でキスしてたの?」
僕はずっと聞こうと思っていた質問をした。
じゅんじゅんは考え込む事もなく、答えた。