第3章 キス
「ふぅ...ようやくついた...。」
トイレまでたどり着くと、戸はないため、そのまま入ろうとする僕。
しかし、そのトイレから聞いてはいけないような会話が聞こえてきた。
「ダメですよ、こんなところで___」
「大丈夫、誰か来るわけじゃないんだし。ね?」
そこまで聞こえると、キスをしているような音が聞こえる。
さすがに大胆すぎるだろ、こんなところで。
絶対に個室に入っている。
そう思い込んでいた僕は他人事のようにそう思いながら、トイレに入っていった。
しかし、そこには____
「神谷さん...じゅんじゅん...?」
キスをする、神谷さんとじゅんじゅんの姿があった。