第1章 第1セット。
その後、私とクロ先輩はあんな状況になったのはお前のせいだって言い合いながら自分の教室の前になんとか辿り着いた。
朝からツイテない、
クロ先輩に会うたび疲れる。
「・・・・・・(ちょんちょん)」
朝から疲れ切っている私に福ちゃんが私の制服の袖を引っ張ってきた。
「あー、ごめんね福ちゃん。また後でね」
振り返った私にバイバイと手を振る。
福ちゃんは2組、私は1組に教室へ入っていった。
「おはようー!」
「おはようタマ!!」
「タマ子、校門で何やってんのー」
「タマちんあほすぎー」
「タマちん辞めろし!!!」
今日も私のクラスは平和だ。