第2章 第2セット。
それから、食べ終わった食器を片付けて洗濯物を浴室に干していく。福ちゃんには録画してあるお笑い番組を見てもらいつつ子猫の見張り。
「福ちゃん大きくなったなぁ。」
サイズの大きいジャージを広げてポツリと呟く。
昔は私の方が身長大きかったはずなのに、と思いながら浴室乾燥機の設定を変える。
これで明日までに乾く。
「福ちゃんお待たせー。私のベッドで寝、て、、」
エプロンを外して今日はあと寝るだけなのに、福ちゃんはソファで寝てる。
「風邪引いちゃうから起きてくださーい!」
無防備に寝てる彼にうりゃっと頰をつつくけど寝返りをうってスピーッと眠る。
待て、落ち着け。ここで寝られちゃ困る!
「福ちゃんお願い、起きて?」
「・・・・・ん」
軽く揺さぶる。眉を潜めた彼はゆっくりと目を開ける。
可愛い姿に癒されてしまう
「私のベッドで寝てくれる?」
「・・・・(コクンッ)」
眠い目をこすってる福ちゃんは頷く。よし、彼の腕を引いて私の部屋に誘導しベッドで寝るのを見届ける。
「おやすみなさい。」
毛布にくるまる福ちゃんに小さく言う。きっと聞こえてないと思うから。子猫たちの居るリビングの方へ向かう。
子猫は数時間おきにミルクをあげないといけないって書いてあったから今日はなるべく側に居よう。
ソファに寝転がってお気に入りのブランケットに身を包む。スマホで目覚ましの設定をして少しだけ仮眠をとる
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