第3章 ご機嫌ななめなアイスクリーム
結局、滝と日吉以外の全員が
コンビニに着いてくることに
そう、何故かアホ様も
何目的か知らんが私は絶対に口を
きかないからな!!!
「みろよ椎!塩キャラメルあったぞ!」
「うおおお!!しかも新作じゃん!
これは買うだろ!!」
「椎先輩、このアイスも
期間限定ってかいてありますよ」
「ナイスちょた!うわ美味そおおお!」
プリンアイス、チョコソース掛けだって!
絶対美味しい 断言する
目に付いた物はどんどん籠に入れてくわけで
籠は半分くらい甘い物でうまった
あ、たまに煎餅とかもある
「ほんまにめっちゃ買うんやな」
「金足りんのかよ」
「選んだ分は自分らで払えよ」
そう言うと向日がえー!?と叫んだ
やかましい ここは店内だ
「椎の奢りじゃねーの!?」
「なわけねーだろ!!」
なんで私が奢らなきゃならん!?
お前ら金持ちだろうが!!ちゃんと払え!!
「でもほぼ椎のやん」
「ちゃんとお財布と相談してますー!
つーか誰!?ハーゲン様いれたの!?」
「美味そーだったC俺が入れた!」
「ジローちゃん!?ハーゲン様は
美味そーレベルで買うものじゃないから!」
自分で払うんだったらいいけどさ!
もうやだ金持ち!!
金銭感覚麻痺しすぎだよ!!!
うわ、しかもハーゲン様3個も入ってる
ジローちゃん怖い
「跡部は何にも買わねーの?」
「…おい、これはなんだ」
「はぁ!?お前まじで言ってんの!?」
あ、驚きすぎて口をきいてしまった
だってさ駄菓子コーナーの
有名な某美味しい棒を手に取って
「これはなんだ」だよ!?
皆なら食べたことあるよね!?ね!?
「美味いよそれ!!買ったげよっか」
「10円だと…!?こんな何が入ってるかも
わかんねぇような物食えるか」
「大したもん入ってねーわ」
たかが駄菓子じゃん
あ、アホ様は駄菓子も知らんのか
「オススメはねーとんかつソースと
たこ焼かな!!」
「はぁ!?やっぱコンポタとチーズだろ!」
「俺は明太子だな」
「10円で様々な味が楽しめるというのか…」
あ、やばい跡部がすげぇ本気な顔してる
なんか哀れに見えてきたんで
全種類、籠に入れておいた