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Feel me?【ハリポタ長編/ドラコ夢】

第2章 ファーストコンタクト


そこそこ食事も終わり、だんだん意識がハッキリとしてきた。
そこで、隣の男子と目が合う。

「やぁ。
 僕はドラコ・マルフォイ。
 君が、イヴ家の娘さんかい?」

…マルフォイ家…
ハッキリしてきた脳みそに染み渡る感覚…。

「あ…マルフォイ家のご子息…
 はい、イヴです。」

皇は、会釈をした。
マルフォイは口元を緩めた。

「寮が同じ仲間だ、仲良くしよう。
 敬語もよしてくれ。」

マルフォイは右手を差し出す。
皇は彼の手を握った。



「監督生は、新入生を寮に送るんだ。」

皇はとぼとぼとスリザリンの集団について行く。
途中で、チェルシーとすれ違う時、チェルシーは、手紙を書くわ。と囁いた。
皇はそれだけで、救われた気持ちになった。



「あら、あなた。」

オリバンダーの店で見かけた、パーキンソンだった。

「あ…どうも。」

皇は頭を垂れた。

「皇・イヴね。
 私はパンジー・パーキンソンよ」

パーキンソンもマルフォイ同様、手を差し出して来た。

「あ…どうぞ、宜しく…」

「大丈夫?
 あなた、顔色が悪いわよ…?」

パーキンソンはわざとらしく眉毛を下げた。

「うん…先に休んでるから…」

「そう、お大事にね…」


女子寮へ行き、自分のベッドへ倒れ込み、溜め息を吐いた。
お父様もお母様も、お兄様もグリフィンドールなのに…
何故私だけ…スリザリンなの?

窓がコツコツ、と鳴った。
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