第2章 ファーストコンタクト

チェルシーのフクロウだ。

口には羊皮紙がくわえられている。


親愛なる 皇へ

そんなに落胆しないで。
グリフィンドールとスリザリンは仲が悪い様だけれど、私は皇を嫌いになったりなんか、しないよ。
血液型と一緒だと思うの。
Ａ型だから、絶対に几帳面。って言うのは違うでしょう？
血液型、寮…人間を４つになんか、分けられる訳ない。
だから、一緒にいれる時は、一緒に過ごしましょうよ。

あなたの友達 チェルシーより


皇は急いで返事を出した。


親愛なる チェルシーへ

私、あなたに支えて貰えてる。
さっきのお手紙、ありがとう。
とっても、励みになったよ。
今から、父と母に近況を伝える予定。
是非、チェルシーを紹介させて頂戴ね。

あなたの友達 皇より


「いつもご苦労様、フクロウ君」

皇はチェルシーのフクロウを撫で、もう一度ペンを握った。


拝啓
お父様 お母様
私はホグワーツでお友達を作りました。
はい、もちろん
前々から言っていた、チェルシー・ウォーカーです。
私はグリフィンドールではなく、スリザリンになりました。
７年間、スリザリンで頑張りたいと思います。

皇より


自分のフクロウを飛ばし、さっさと寝る準備をしてしまう。

早速明日から、授業があるのだから…