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Feel me?【ハリポタ長編/ドラコ夢】

第9章 ハロウィンパーティ


「皇、ほっぺ、大丈夫?」

「ちょっと熱を持ってるけど…
 こんなの、全然大丈夫よ。」

皇は頬杖をついた。

「全く…ハロウィンパーティーなのに…とんだ邪魔が入ったわ。」

チェルシーはブツブツ文句を言った。
皇の心はシクシク痛む。

私はユダ

両親もスリザリンも裏切った。
考えると、憂鬱で仕方なかった。

でも、チェルシーと一緒に居るときは、その憂鬱もどこかに吹っ飛んだ。
きっと、チェルシーと寮が一緒だったら…
いや、チェルシーと一緒にグリフィンドールだったら…
人生は薔薇色だったはず。



「ほら、さっき気に入ってたチョコ。
 レイブンクローの子がくれたからあげるよ。」

ハリーは皇にキスチョコを5つ渡した。
皇は微笑む。

「その子にお礼を言ってちょうだい。
 ありがとう。」



皇はチェルシーと別れ、鬱々とスリザリンの談話室に入る。
すると、マルフォイが寄ってきた。

「皇…」

皇はパーキンソンの姿を確認した。
…少なくとも、近くには見当たらない。

「はい?」

「…やる。」

マルフォイは紙袋を渡す。
皇は顔をしかめた。

「…蛇でも入ってるの?」

「違う。
 受け取れ。」

マルフォイは皇に紙袋を押し付けると、男子寮へ上がって行ってしまった。
皇は肩を竦めた。

そして皇も女子寮に入って行った。
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