第9章 ハロウィンパーティ
「…何かしら。」
皇は紙袋を開けてみた。
そこには沢山のキスチョコがあった。
包み紙は全て銀色だ。
「…キスチョコ…」
皇はひとつ摘んだ。
甘い味がゆっくりと広がる。
美味しい。
皇は引き出しを開けて、紙袋を大切に仕舞って、鍵をかける。
なぜ、マルフォイは
わたしの好きなモノを
知っているの?
ベッドの上でボーっとしていた、その時
皇に手紙が届いた。
親愛なる 皇へ
ほっぺ、大丈夫?
十分冷やしてね。
パーキンソンも馬鹿なことしてくれるわ
あの場に、マルフォイが居ないのを良いことに
皇に手を上げるなんて。
そうそう、プロテゴ唱えてくれてありがとね!
あのまま大火傷しそうだったよ。
あなたの友達 チェルシーより
皇は返事を書いて眠った。