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Feel me?【ハリポタ長編/ドラコ夢】

第1章 入学準備


目覚まし時計が鳴り響いた。
皇はダルそうに乱暴に目覚まし時計を止める。
欠伸をして、目をこすり、しばらくぼーっとしていると、今日が週末だと言うことに気が付く。
部屋を飛び出し、父親と母親の部屋の扉を勢い良く開けた。


「お父様、お母様!」

既に2人はローブに着替えて居た。

「あぁ、ほら皇も着替えなさい。」

皇は準備が出来ると、3人でフルーパウダーを使い、ダイアゴン横丁へ行く。



教科書や鍋やその他必要な物を揃えた。
最後に杖を買いに、オリバンダーの店に行くと、少女と男性が居た。

「パパ、この杖は可愛くないわ」

「お前が杖を選ぶんじゃない、杖がお前を選ぶんだ。」

少女は膨れっ面をして、オリバンダー老人に乱暴に出した。

「パーキンソンか?」

「…これはこれは…。
 お嬢様の杖を?」

「あぁ、まぁな。」

パーキンソンは頷いた。

「それでは、私達は失礼するとしよう。
 パンジー、行くぞ。」

店の出口でパーキンソンは振り返り、イヴ家に繁栄があらん事を、と会釈をした。


「……皇様、この杖を。
 樫の木にドラゴンの爪、32cm」

オリバンダー老人は皇に杖を渡した。
皇は杖を振って見た。
反応は無かった。

皇は不安そうに父親を見上げるが、父親はニッコリと笑う。

「それでは、此方を。
 桜の木とケンタウロスの尻尾、31cm」

皇が杖を受け取ろうとすると、バチッと衝撃が走る。

「…皇様の杖選びは、少しばかり骨が折れますな。
 では、樫の木とユニコーンの毛、32cm」

今までより、少し白っぽい杖だった。
皇は恐る恐る手を伸ばし、掴む。
衝撃は無い。
軽く振ってみると、杖先をなぞる様にキラキラと光る粉が出てきた。

「お見事……決まりですな。」

「あぁ、これを頂きましょう。」

オリバンダー老人にお金を渡すと
違う買い物をしている母親の所へとゆったり歩いて行った。

「彼との……姉妹杖ですか。」

オリバンダー老人はそうとだけ呟くと、自室へ戻って行った。
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