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Feel me?【ハリポタ長編/ドラコ夢】

第1章 入学準備


「皇」

「なぁに、お父様」

「今夜は、トリニダード邸でパーティーだ。
 お前も着替えなさい。」

イヴ家。
最近、急激に名を馳せている家柄で、東洋では有数の名家であった。

父親は魔法省で働き、8つも違う兄も、若いながらにして、魔法省で働いている。
曾祖父の時代から、良い家柄になりつつある、真新しい家系だ。


いつかのチェルシーからの手紙から

イヴって…もしかして、イヴ家なの?

と、イギリスを始め、有名になりつつある家。
でも、イヴ家は誰もそんな事は気にしていない様だった。
誰相手にもカラカラと笑いかけ、寛大だった。




「はい、お父様」

「週末は、入学の為の買い物だ。
 ダイアゴン横丁に行くからな」

「わぁ、楽しみ!」

皇ははしゃいだ。
早く、入学してチェルシーとお友達になって、ホグワーツ生活を満喫したい。

「ほらほら、皇。
 早く着替えましょう」

母親は既に、晴れ着姿だった。

「お母様、私、ドレスが着たいわ。」

皇は不満を漏らす。

「トリニダード様は、和服がお好きなのよ。
 あなたは日本人らしくしましょう」

母親は皇に笑いかけ、晴れ着の着付けをして行く。

「お母様はイギリス人なのに…
 日本人らしく…いつも通りって事でしょう?」

「そうね。
 さぁ、行くわよ」


トリニダード邸から帰ってくると、皇は羽ペンを手に取った。



親愛なる チェルシーへ

私の父と母はグリフィンドールって寮だったの。
私の兄もよ。
だからきっと、私もグリフィンドールだと思うんだ。
もし、違う寮になっても、今まで通り仲良くしてね。

あなたの友達 皇より。



親愛なる 皇へ

もちろんよ!
初めての学友だもの。
私は週末の為にもう休むね。
お休みなさい♪

あなたの友達 チェルシーより




皇は胸がいっぱいになった。
ああ、待ち遠しい。


皇は手紙をくるんで、保管した。
そして、魔法が漏れない地下の部屋へと入って行った。
そこで、皇は魔法の練習をするのが日課だった。
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