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Feel me?【ハリポタ長編/ドラコ夢】

第8章 先生の言葉


カボチャ破片の影は元に戻り、青い閃光は皇の影の杖先に戻り…
カボチャの影はコロコロと手すりを上がり…パーキンソンの影がカボチャを押す。

そこで皇は杖を垂らした。

信じたくなかった。
やはり、パーキンソンには良い目で見られていない。

「やっぱりパーキンソンね…。
 今から私、彼女に文句を…」

「チェルシー…」

「でも…!」

皇は首を横に振った。

「昨日…彼女の機嫌を損ねたのかもしれないわ。
 ドラ…マルフォイの事で、私に嫉妬しているみたい。」

皇はカボチャを魔法で片付けながら言った。

「嫉妬?」

皇は昨日の事を、包み隠さず告白した。
話を聞き終わるとチェルシーはうーんと唸った。

「皇に嫉妬ね…なるほど。
 まぁ、確かに嫉妬の対象だけど…
 それは、マルフォイが悪いと思うわ。
 彼に悪気が無くてもね。」

「そうよね…
 はぁ…寮に戻るのが憂鬱。」

皇は溜め息を吐いた。
チェルシーは皇の頭を撫でる。


「でも、パーキンソンも馬鹿よね。」

「何故?」

カラカラと笑うチェルシーを、皇は見上げた。

「だって、もし皇に怪我をさせたら…
 マルフォイは血相を変えて、皇を心配すると思うわ。」

今度は皇が唸る。

「そうかしら。」

チェルシーはふふっと笑う。

「絶対そうなるわよ。」

チェルシーはにっこりと皇に笑いかけた。
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