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Feel me?【ハリポタ長編/ドラコ夢】

第7章 スリザリンで過ごす日常


「…どうせ下らない事だろ。
 自由に呼べば良いさ。
 …でも、僕は皇って呼ぶからな!
 ……図書室、行くぞ。」

「……えぇ。」

一方的なら、パーキンソンも、何も言えないはず。
皇はそう思って、先を歩くマルフォイを追う。


「なぁ…何するつもりで、図書室なんだ?」

皇は肩を竦める。

「さぁ…?
 私の主な理由はス…パーキンソンからちょっと離れたいだけだから。」

スリザリンと言う所だった。
危ない危ない。
言ってしまえば、スリザリンを始め、マルフォイをも敵に回してしまう。


「皇、お勧めの本とか無いのか?」

マルフォイは『皇』を強調した。
呼び慣れていないのだろう。
青白い顔は、ほんのりピンク色だ。

「教科書なんてどう?」

「…バカ言え。」

マルフォイと皇は、静かに笑った。
どうやら、皇のユーモアが伝わった様だった。


「暇だ。」

「大人しく本を読むのは如何かしら?」

皇はズレたメガネを直しながら言った。

「じゃぁ、日本の文化でも学ぶか。」

マルフォイは嘘か真か。
席を立ち上がり、本棚とにらめっこを始めた。
皇は肩を竦め、魔法史の本を読み続けた。


2ページ程読み終わった所で、マルフォイが向かいに座る。
何か本を読んでいた。
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