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Feel me?【ハリポタ長編/ドラコ夢】

第4章 日常


「イヴ、魔法史のレポート、終わったか?」

「どうして?」

「今日が提出日だろう?」

「…あぁ、私をパシリにする気ね。」

皇はマルフォイに手を差し出した。
マルフォイはその手を返す。

「違う。
 パシリならクラッブとかゴイルにやらせる。
 終わったか?と聞いているんだ。」

「終わったわよ…?」

「なぁ、見せてくれないか?」

「…分かったわ。」

嫌とは言えない。

昼食は食べ終え、昼休みの時間。
女子寮から羊皮紙と羽ペンとインクを持って談話室に出てきた。
マルフォイも部屋から出てくる。

「行きましょ。」

「は?どこに?」

マルフォイは、素っ頓狂な声を出した。
皇は笑いそうになる。

「決まってるでしょ、図書館。」

マルフォイは顔をしかめた。

「あそこは嫌だ。
 居心地が悪いんだ。」

「図書館じゃなきゃ、上手く資料が集まらないよ」

「イヴは見せてくれれば良いんだ。」

マルフォイは腕を組んだ。
そこにパーキンソンがやって来た。

「私も終わって無いのよ。
 イヴ、見せて頂戴。」

「駄目よ、宿題は自分でやるものだわ。」

「はぁ、分かったよ。
 行くぞ、イヴ。」

マルフォイは溜め息を吐きながら、皇の左腕を引いた。

「ちょ、分かったから…引っ張らないで。
 転けちゃうよ…」

そう言うや否や、マルフォイと皇は談話室から出て行った。

「何よ、私、置いてけぼりじゃない。」

パーキンソンはつまらなさそうに、女子寮に戻って行った。
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