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Feel me?【ハリポタ長編/ドラコ夢】

第4章 日常


「探したぞ、イヴ。」

「おはよう、マルフォイ。」

玄関ホールで待ち伏せをしていたマルフォイに、皇は深々とお辞儀をした。

「ふざけるのも大概にしろ。
 お前は、スリザリンだ。」

「ドラコ、イヴに何言ったって無駄よ。
 彼女はウォーカーとデキてるんですから。」

パーキンソンは笑った。
つられてマルフォイの取り巻きも笑った。

「黙るんだ、パーキンソン。
 イヴ、自分の父親や母親になんとも思われないのか?」

「……!」

考えた事も無かった。
イヴ家に不利益があったら…皇はチェルシーに別れを告げなければならならい。

皇は混沌の眼差しをチェルシーに向けた。
チェルシーは、肩を竦める。


「そんな事…。
 そしたら、私は…っ」

グリフィンドールから生まれた…ユダの卵…。


「……ッ、おい、イヴ!」

「あっ…!?」

気が付くと、マルフォイとパーキンソンが居た。
チェルシーは居ない。


「…ウォーカーならグリフィンドールに戻った。
 イヴ、何か食べるんだ。」

マルフォイに背中を軽く押され、テーブルに促される。
遠いグリフィンドールのテーブルを見れば、チェルシーが心配そうに此方を見ていた。

「…でも」

「食べるんだ。
 昼まで持たないぞ。
 今日は、グリフィンドールと合同授業は無い。
 ウォーカーにすぐ言わずに、お前の中でまずは整理をしろ。」

皇はマルフォイから皿を受け取った。
少なめに盛り付けられたポテトサラダと、マグカップ一杯のオニオンスープ。

「…マルフォイ、あなたが…?」

「ん?あぁ、まぁな。
 不服か…?」

…。

「いいえ…ありがとう…。」
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