第8章 あなたの笑みを誰も知らない
『ん…っ』
彼の手は脚の付け根へと降りていく
「濡れてる…さっきので感じたか?」
『…ッ…』
クチュリとした音が響く
まだ誰にも触れさせたことのない場所に指が一本入っていく…
『あっ…!っん…』
初めて味わう感覚に言い様のない羞恥と快楽が押し寄せる
『…めっん…うご…かさないでぇ…』
中で彼の指が暴れ、2本3本…と増えていく
「…きついな…力を抜け…」
指の数が増えるたびに増す圧迫感…
『っ…ん…はぁ…あっっん!…』
ある1ヶ所を触ったときあいりが大きく反応した
「ここか…」
仁はピンポイントでその場所を刺激する
『…っん…やぁ、もうっ…あー…!』
意識が飛びかけふわふわした
朦朧とした中でベルトの音が聞こえた
「入れるぞ…」
そこには下半身に聳え立つ大きな凶器…
『待って…入らない…』
「…優しくするが少し我慢しろ…」