第8章 あなたの笑みを誰も知らない
『んっ…』
「起きました?」
起きるとなぜか優がいた。そして眠ったときと同じベットに寝かされていた
『はいっ…』
「3日間熱だして寝込んでたの覚えてます?」
『えっ?』
悪寒や頭痛がすごかったのは覚えているがまさか熱を出していたとは…
『すみません…』
「俺は今来たところで…さっきまで仁がいたんですけど…。」
『仁さんが!?』
「あなたに付きっきりで看病していたみたいで…かなり珍しいことが起きましたよ…」
『その…仁さんはどこに?』
「今、シャワー浴びています」
『そうですか…』
「あなたをひとりにするなと仁の命令です」
『優さん…すみません。ありがとうございます』
“ではそろそろ仁が来ますので俺は出ますね”と微笑みながら部屋を去った優さん…
『…はぁ』
会ったばかりの人たちにこんなに迷惑かけて申し訳ない…
「熱は下がったのか?」
『!!!っ…服来て下さい』