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あなたにだけは囚われない!【R18】

第8章 あなたの笑みを誰も知らない


後ろから抱きしめられ、さっきの女の人の香水が微かに香る

さっき蹴られた所を触られ身体が強ばった

「お前…血の臭いがする…誰かにやられたか?」
『……』
「来いよ…調べてやるから…」
『…離してください!』

振り払おうにも男と女の力の差は歴然で


『…嫌です…戻りたくありません……』
もう、散々だ。

「ッチ…こっちだ…」

黒いフルスモークの車に乗せられた

「…」
『…』

無言で気まずい空気…

『…さっきの…女の人…彼女ですか?』
「あ?」
『上に一緒に上がってきた女の人…』
「…ちげえ…」
『さっきの女の人の匂い…』
「…ッチ」

仁さんは上着を脱ぎ捨てた

『…』
「…」

更に気まずい…

「着きました」
「…降りるぞ」
『…はい』

建物の中に入りどこかの広い部屋に着いた
ベットに座らされる
「脱げ…」
『えっ?』

「…タクッ…俺が脱がせる……」
『ひ…ひとりで脱げま…す…!』

知らないのひとの前で脱ぐなど初めてだ
しかも彼からしたらあの“ボンッキュッボン!“の女の人の後だ
凹凸がないに等しいこの身体が恥ずかしい…








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