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あなたにだけは囚われない!【R18】

第8章 あなたの笑みを誰も知らない


「新顔ちゃんさ~知ってる?この“ルナ”に来る女の目的は2つだけ。ひとつは“X“に抱かれに。もうひとつは“X”の情報を盗みに。新顔ちゃんはどっちなの?」

探るような瞳…この目は苦手だな…

『あの、私はただ…「おい海斗…」』
「何?仁?」

「そのチビは俺が連れてきた」

「…え?仁が?」

「‥‥。」

「ふーん。新顔ちゃんお名前は?」

『あいりです…』

「あいりちゃんか…着いてきて」

『あの…タオルありがとうございます…』

「いーよー別に。」

彼…海斗に着いて行く
さっきの男性は仁さんで間違いなさそうだ…

仁さんも海斗も人気なのだろう
女性特有の黄色い声が聞こえる

それを無視して歩けばフロアの一番奥にある階段の前に着いた

『?』

「ここ上がるよ」

『…はい』

そんな確認しなくても普通に上がればいいのに…







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