第6章 適当に歩いていればどこかに着きます
目を覚ますと仁の部屋のベットの上だった
起き上がると仁が正面に座っていた
「あいり、今までどこ行ってやがった…」
威圧的な低い声
「俺から逃げるのは許さねぇって言ったはずた」
睨み付けられ背筋が凍る
「ふざけやがって」
そして仁は立ち上がり私との距離を詰める
「分かってるよな?」
そして胸ぐらを捕まれ体が宙に浮く
『…じ…んっ…ゃめ…っ』
苦しい…息ができない…殺される…
「殺してやりたいくらいお前が…」
『…じ…っ…』
意識を失いかけた時
バッン!!
「仁お前何やってんだよ!」
「落ち着け仁!」
部屋に入って来た優と海斗が仁を止めにかかる
首を離され力が入らず倒れこむ
『ゲホッ…ゲホッ…』
「…大丈夫」
陽希が背中を撫でてくれる