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あなたにだけは囚われない!【R18】

第6章 適当に歩いていればどこかに着きます


なんで?いるの!?

裏門に向かうと門がちょうど開いていた
そして誰もいないのを確認すると飛び出した

1つ目の角を曲がるとき誰かに腕を捕まれた

「捕まえたあいりちゃん…」

『斗真…』

「見た目が変わってて気付かなかったよ」

『離して…』

「仁が見つけたって言ってよ。昨日から動きっぱなし。たまには俺にもご褒美くれない?」

『ちょっとッ!近い…』

段々迫ってくる斗真の顔

キスされる…!!
目を思いっきり閉じた

「てめぇ何してんだ?」

「残念…王さまが来ちゃった。姫を捕まえたから褒美をもらおうと思って……ね?」

「殺すぞ」

仁がすごく怒っている。恐い…。

暴れるが全く離れない腕

仁が後から痛いくらい私に抱きつく

「あいり…」

『ごめんなさい…』

「約束破りやがって。監禁決定だな」

耳元で囁かれる危険なバリトンボイス

極度の緊張に達した私は気を失った








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