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あなたにだけは囚われない!【R18】

第6章 適当に歩いていればどこかに着きます


3番なら余裕で戻れる順位だ

『良かった~!』

「見て!私ちょうど半分くらい!追試じゃない!」

『やったね』

「あいりが勉強教えてくれたお陰だわ!ありがとう!」


夏海は夜パーティーがあり、面倒くさいと言っていたがしょうがなく行くそうだ

私は運悪く日直の仕事が残っていたため帰れない

“また夏休みね!”と手を振って帰った夏海

教室はみんな帰ってしまいひとりぼっち
黙々と日誌を書く
そして出席簿やら黒板を整え帰る準備をする
ドンキーに日誌を渡し

やっと帰れる

門のところに人だかりができていた
なんだあれ?
近づいてみると


「あいり久しぶりだな。随分印象変わってて気付かなかったぜ?光に反射するとピンクに見えんだな。その髪色。」

ヤバい。そこにいたのは海斗と優だった
私は直ぐに裏門に走って向かう



「あー行っちゃったよ。ひでぇなー俺の顔見て逃げちまった」

「海斗が嫌いなんじゃない?」

「優ってたまにドSだな…」

「電話中だから黙っててください。あー、斗真?そっち行ったよ」


「…俺の扱い雑じゃない?優さん?」

海斗がひとりつぶやいた


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