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あなたにだけは囚われない!【R18】

第5章 試験に追われてる日こそ遊びたい


「お姉さんたち暇?俺たちと遊ばね?」

話しかけてきたのは下手な染め方をした明るい髪色の若い男4人‥

うん、無理…
うげって顔をしてる夏海とアイコンタクトをする


『すみません。もう帰る時間なので』
「え~いいじゃん少しだけだから。ね?」

気持ち悪い‥何が“ね?”だ

『さようなら』

来た道を戻るように方向転換して歩き出す

「ちょっと待てよ。つれないな子達だな」
「お兄さんたち上手だよ?あっちのテクニック」

耳元で囁かれ鳥肌が止まらず本当に吐き気がした

「ごめんね。お兄さんたちと遊びたい気分じゃないの。」

夏海の上目遣い涙目にナンパ野郎たちは紅くなる

「ごめんね?」
夏海のごめんねは効いたようで何とか追い払えた



ーーーーーーーーーーーー

「ここどこよ?」

『スマホで調べる?』

適当に歩いていたせいで迷子になった

「あの男たちのせいよ、もう!」

『あ、この先大通りみたい』

「タクシー拾うわよ。疲れたわ」

『同感』


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