第5章 試験に追われてる日こそ遊びたい
「松永!なんだその頭の色は!」
「うわっ五月蝿いのが来たわ…」
「あいり、飯島!ふたりともこっちに来い!」
ドンキー様にみっちりふたりで説教を受けた
ちなみに私は髪の色、夏海は成績
「あのゴリラ話長すぎよ!今どきあんな暑苦し教師いないわ!同じ事を何回も繰り返すし!耳にタコができたらどうするのよ!」
『確かに!』
あははと笑いながら門をくぐり街に出る
久々にふたりで遊んだ
最近できたカフェでまったりしてプリクラ行って‥最後に映画を見た
「もう、本当に泣ける~!」
『すごく感動的だったね』
「あの俳優魅力的だったわ!お父さんに頼んでCMに起用してもらおうかしら!」
『ははっ夏海最高!』
盛り上がっていた‥否盛り上がりすぎていた
周りから注目されるほどに…
しかし気付かないふたり
「あの子たちめっちゃ可愛い」
「本当だ…」
「声かけてみね?」