第4章 番外編①
新side
今日はあいりを俺らの学校に連れていく
地元では有名な不良校だが俺にとっては居場所でもある
『新の学校楽しみ~!莉乃たちもいるんでしょ!?』
あいりをバイクの後ろに乗せて走る
法定速度なんか守ったことがないが今日はあいりが乗ってるから安全運転で走る
『あはは!風が気持ちいい!』
いつもよりテンションの少し高いあいり
運転する俺の腰にあいりの腕が回って密着すると柔らかいものが背中に当たる。それが結構クる。だって男の子だもん…
そんな事とは知らないあいりは後ろではしゃぎまくる
「はぁ…」
『新!もう着く?』
「ん。着く」
門から校内に入ると玄関近くにあいりを降ろしてバイクを停めにいく
「ここで待ってろよ?」
『うん!』
俺の停める場所は必ず空いている
まぁこれでも一応No.2だし俺のところに停める奴はいないらしい
素早く置きあいりのところに戻ると彼女はいなかった
「まじか…」
慌てて下の奴に連絡をする。そして莉乃たちにも
不良校だし治安は良くない
反対勢力だっている
「やべぇ…」
急いで走る
どこ行った…?怖い思いしてねーか?
頼む!無事でいてくれ!