第4章 番外編①
莉乃side
中学のときからつるんでいる柚子と幼馴染みの新と高校も同じでそこそこ楽しい日々を過ごしていた
そんな2年目のある日新が可笑しくなった
いやっ、元々馬鹿だったがそうじゃない
「なー莉乃!すっげー美人がいるんだ。付き合ってくれ。柚子も一緒でいいからよ」
朝、教室に登校して来たかと思うと女の話を始めた
新は基本キャーキャー言う女が嫌いで女自体にあまり近づかないようにしていた
話すとしても私か柚子くらいだった…
「なんかよー。俺のこと知らないしよ、態度が冷たいというかなんというか」
「で喜んでる新はMだったんだ…」
柚子はドライな性格で特に新で遊ぶのが好き
「断じて俺は違う!」
この姿は教室の限られた者しか見ることができない新の本当の性格
一応こんなのでもこの学校のNo.2だ
「ねぇ、莉乃~その女の子見に行ってみようよ」
柚子の頼みごとにめっぽう弱い私は放課後会いに行くことにした
新がどんな女に捕まったのか興味本意でね