第2章 とりあえず逃げたいです
『もう無理…いやっ…あっあっ!』
気持ち良すぎて何かがまた押し寄せてくる
『待って!んっ…あっん…一端…止めて』
「んっ…イキそうなか」
耳元で呟かれる低音の声
この声にすら反応してしまう体
『いやっ…やっ!…んっもう…』
さらに深くなる律動
体の内から迫ってくる
「クッ…イカせてやるよ」
腰を強く激しく動される
『いあっ~!!もうらめっ!んあっあっ~…!』
「……ッ!」
何かが弾けた感覚がした
私の中に温かい液体が出された…
「ふっ…お前の中最高だな…」
『はぁっ…はぁっはぁっ』
ペロリッ
唇を舐めとられる
彼はまだ中に入ったまま上から熱を帯びた瞳で見つめてくる
ニヤリッ
「まだまだこれからだろ?」
『んっ!今イッた…ばっ…かりっ…だめ…はぁっ!』
また抽送を始める
「フッ、今晩もお前を愛しつくしてやる
なぁ…あいり…」
『もう…やんっ…』
夜は更けていく