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あなたにだけは囚われない!【R18】

第16章 温厚な人ほど怒ると怖い


その後龍ちゃん、綾香ちゃん、仁はお客さんたちに囲まれてしまった

“部屋取ってあるから大人しく待ってろよ”
仁にカードキーを渡された

夏海が遠くから手を上品に降ってる

「あいり〜!お疲れ様」
『夏海っ酷いよ!』
「何が?」
『龍ちゃんが仁のお父さんって知ってたでしょ?』
「ええ、もちろん」

教えてよねっ!って文句は言いつつ、だから夏海は龍ちゃんなら大丈夫ってあのとき言ったのか…

「このあとあいりはどうするの?」
『仁がカードキーくれた』
「見せて」

………。

カードキを見た夏海が固まった

『夏海?夏海さーん?』
あれ?反応がない?耳元でもう一回言ってみる
『もしも〜「煩いわよ〜!」』

『へ?』
「あんた…あんたどれだけ仁さんに愛されてるのよ!?」
『…何が?』
「この部屋っ!すっごく高いのは言うまでもないけど、予約が年単位で埋まってる部屋よ!?人生一度はいってみたいってパーティーやお茶会で話題に上がる超すごい部屋!」
『……怖っ…』
「あんた羨ましいわ…
早く部屋行って一秒でも長く部屋を堪能してきなさい」
『そうします…』












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