第16章 温厚な人ほど怒ると怖い
パーティー会場
私を照らす光、今まで橘家を下に見てた家からの羨望の眼差し…。最高よ。
料亭を出た後真っ赤なドレスに着替えた
主役は私だもの
「お父様、早くパーティー終わらせてくださいね
きっと仁さんは、私のこと待ちきれないでしょうから我慢させると可哀想ですわ。」
「あぁ、そうだね。こんな美しい愛を見たらみんなそうなるさ。パーティーの運営に催促しておくよ」
そして桜宮の挨拶
年相応のお父様とは比べものにならないくらいかっこいいお義父様
そして時間は流れ…
「では最後に婚約発表をさせていただきます。
まず桜宮グループの橘家の長女愛さんです」
来たわっ!このときが!
私はゆっくりとした足取りで前に出て綺麗にお辞儀をする
あー気持ちいわ。みんなが私に注目してる!
そのまま私に頭を垂らしなさい。
「そしてお相手は…
桜宮グループの運営を常日頃から支えてくれおり、信頼できる部下、
桜宮修三です!」
ワ~パチパチパチパチ
…?
はぁ~~??どういうことよ!?