第11章 上書きって意味知ってるのかしら?
海斗 side
「なぁ、優と夏海ちゃんって付き合ってんのか?」
「俺が知るか!」
「だって優のエセ紳士みたいな口調が直ってたし?」
「そう言われれば‥そうかもな」
「やっぱり付き合ってんのかな~!俺夏海ちゃん結構タイプなんだけどな~見た目は気品があり気が強そうだけど以外と分かりやすい…ギャップ!そうギャップ萌え!あの子と一発やりてぇな~。」
「優に絞められるぞ…」
斗真の万年下半身馬鹿と話すとよくなことがない。この間あいりの話をしていたら、仁が来るなり顔に椅子が飛んできた…
「仁がバイクって珍しいな?」
仁はトップな訳で…車に乗るのが普通‥というかルールだ。それを右腕と呼ばれていたとしても“下”に譲るのはルール上あり得ない…。
「……お前も本気の女ができたら分かる」
「ん~じゃあしばらくねぇな…」
「海斗ぉ~フラれたのか?ルナにいた背が小さめな可愛い系の女?」
「おッお前っ!なんで知ってんだよ?まさか…お前…!」
「違う、それはない。彼女は抱いてない…もう一人いるだろ?プライド高そうな女…あれだ」
「…お前性病にかかって死ねよ…」
「俺が抱けなくなったら子猫ちゃんたちがかわいそうだろ?」
「……」
バイクを定位置にもどすとまだ車は到着していなかった。
「「「お疲れ様ですっ!」」」
「あぁ…」
「留守番ありがとな」
「あとから車来るよ~」
「……眠い…」
最上階の幹部部屋に入る
「和馬~見つかったか?」
和馬はあまり表に出ねぇ代わりにこうして情報を調べたり操ったりしている。かなり腕が立ち裏から俺らと一緒に戦う仲間だ
「…それが不思議なことに隣県からの侵入者ではないと思います。」
「…どういうこだ?」
「あれだけ十分な警戒をしていて入られるわけがない。県境の防犯カメラの映像をハッキングしたけど、やはり映ってない」
「ってなると支配地域?」
「チッ……」
「雑魚がオイタしちゃったってことかな?」
「その可能性が高い…」
~海斗side end~