第16章 パパと呼ばないで!?(3)
翔ちゃんから『エッチ禁止』令が出て早3日…俺は翔ちゃんに触れたくて触れたくてしかたないのに、当の本人は…
翔「もうちょっとだから」
と言って構ってもくれない…
こうなったら強引にでも…なんて事して翔ちゃんに嫌われたくないしなー…
潤「どうしたの?雅紀兄さん…ここの所元気ないね。体調でも悪い?」
雅「ん?大丈夫大丈夫!」
潤「本当?疲れがたまってきつい様なら遠慮せず言ってね。休んでも良いから」
雅「うん、サンキュー」
優しいな潤は…やっぱ翔ちゃんの弟だな…って忘れてた、俺の弟でもあったんだ
さ「雅紀お兄ちゃん、どうしたの?」
雅「なんでもないよ。さ、仕事!さくらちゃん良い子にしててね」
さ「うん」
翔「いらっしゃいませ」
さて、今日も頑張って仕事するか!って意気込んだとたん出足をくじかれた…
女客①「きゃー雅紀くん!」
女客②「今日もカッコ良いー!会いたかったー!!」
雅「…いらっしゃいませ、いつもありがとうございます」
女客①「やーん、ほんっとカッコ良いー!!」
・・・このお客はいつもキャーキャー騒いで俺にチョッカイをかけてきて、ちょっと迷惑な客で正直苦手だった…
翔「…ご注文は?」
女客①「やーん、雅紀くん注文取りにきてー」
本当は関わりたくないけど、このままいくと翔ちゃんに迷惑かかりそうだった
雅「翔ちゃんごめん、代わるよ。お客さまご注文お伺いします」
女客②「じゃあ『ケーキセット』2つ、雅紀くん持ってきてね」
雅「…畏まりました」
注文を聞いてバックにオーダーを入れてる時、ふと翔ちゃんを見ると他のお客さんに謝っているようだった