第13章 パパと呼ばないで!?(1)
雅「え!?パ、パパって智兄、子供産んだの!?」
和「雅紀兄さんが馬鹿なのは解りますが落ち着いて下さい。智兄さんは男ですよ。子供産めるわけないでしょ」
雅「和ちゃん!?久しぶりにひどっ(涙)」
潤「智兄さん知ってる子?」
智「全然知らねー」
翔「取り敢えず潤、今日の夕方からの営業は休みにした方が良くないか?この状態じゃ無理だろ」
潤「そうだね」
・・・潤、ごめんな…って言っても俺も巻き込まれた方なんだけどな…
早々に片付けた俺達はひとまず事務所に行き話を聞く事にした
和「さて、何から聞きますか?」
雅「その前にお名前は?」
「…さくら…」
雅「さくらちゃん?可愛い名前だねー」
潤「智兄さん心当たりは?」
智「…ない」
さ「…パパ…さくらの事わかんないの…?」
智「あ、いや…わかんないってか…だから…その…」
ホントにわかんねーんだからそんな悲しそうな顔で見ないでくれよー…
潤「翔兄さんどうしたの?」
翔「んー…さくら…さく…あっ!もしかして」
智「へ?」
突然翔くんが叫んだと思ったらさくらちゃんの前にしゃがみ
翔「さくらちゃん、ちょっと聞きたいんだけど、ここにいるお兄ちゃんたちの中で、パパ以外で会った事のある人いる?」
智「パパじゃねーって」
和「智兄さんいいから」
さ「…うん」
そう言って指を差したのは翔くんだった