第116章 retaliation(1)
~雅紀side~
和「雅紀兄さん!智兄さんは!?」
病院の廊下で座っていたら和と潤が駆けつけてきた
雅「今手術が終わった…出血が酷くて危なかったけど、なんとか一命はとりとめたって…今松兄が側にいる」
潤「…良かったー…」
翔ちゃんから連絡があって智兄の手伝いに行ったら、工場の中で血を流して倒れている智兄を見つけた…
和「でも一体何が…」
岡「おい、お前ら!」
雅「岡田くん」
話をしてる所に岡田くんも駆けつけてきた
岡「事情を説明しろ。何で大ちゃんが銃で撃たれたんだ」
和・潤「銃!?」
雅「…俺も解らない…駆けつけた時にはすでに倒れてたんだ。他には誰もいなかった…」
…あれ?そういえば…
雅「潤、翔ちゃんは?」
潤「それが…事務所に行ったハズなんだけどいなかったんだ…それで、もしかして雅紀兄さんが連絡して先に来てるのかと思ったんだけど…」
雅「いや…事務所に電話したけど出なかったから、てっきり喫茶店にいると…」
そんな事を話していた時
松「おい!智が呼んでる!」
和「え!?」
松兄から呼ばれ中に入りベッドの側に駆け寄ると、智兄は苦しそうに何か呟いていた
潤「智兄さん!」
智「…ぶ…な…」
和「大丈夫ですか!?智兄さん!」
智「…翔…く…あ…ぶな…」
…え?
雅「智兄!翔ちゃんが危ないってどういう事!?」
智「は…こび…ほ…う…」
雅「智兄!」
智兄はそこでまた意識を失っていた
一体翔ちゃんに何があったんだよ!