• テキストサイズ

ひとつ屋根の下【気象系BL】

第115章 この気持ちを伝えたい


奥に通され、応接間に入るとソファーに(多分)ジイチャンとバアチャンが座っていた

ジイチャンは俺達の顔を見ると

会長「和也、よく帰って来た。待ってたぞ」

和「ご無沙汰してます。お婆さんもお元気そうで」

祖母「ありがとう、和也。智と雅紀も元気そうで良かったわ。で、そちらの二人が新しく来られた?」

翔「はい、初めまして。翔と申します」

潤「潤です。ご挨拶が遅くなりましてすみません」

祖母「初めまして、孫が増えて嬉しいわ…雅紀、そんな後ろにいないでこっちにいらっしゃいな」

翔ちゃん達が挨拶をしてる後ろで佇んでいたら、バアチャンが声を掛けてくれた

智「お前…ジイチャンに話をしに帰ったんだろうが」

…そうだけど…

会長「…話とは何だ」

雅「…あ…」

智兄の声が聞こえたらしく、ジイチャンが声を掛けてきた

翔「雅紀、こっち」

雅「あっ、ち、ちょっと…!」

すると翔ちゃんは突然俺の腕を引っ張り、ジイチャンの正面に座らされた

和「雅紀兄さん…しっかりして下さい」

潤「今を逃すと、もう話す機会がなくなるよ」

…解ってるけど…やっぱりいざとなると…

なかなか切り出せないでいると

会長「話がないなら私は書斎に行くぞ。和也、書類整理を手伝って…」

雅「ま、待ってジイチャン!ジイチャンが俺の事嫌いなのは知ってる!俺は嫌われても良いけど、母ちゃんの事は許して欲しいんだ!」

俺が叫ぶと、ジイチャンは立ち上がろうとしていたけど、動きを止めて俺を見つめてきた

/ 718ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp