第11章 後悔
俺は後ろで『ちょっと待って』とか『離して』とか言ってる和を無視して、翔ちゃんの部屋に連れてきた(翔ちゃんは部屋が一階だから、階段を騒ぎながら降りてきて智兄と潤が驚いて出てきたけど)
部屋に入ると翔ちゃんはまだ寝てるようだったから、取り敢えず和をベットの横に座らせたけど、気配で気がついたのかうっすら眼をあけて俺と和の顔を交互に見つめていた
翔「…雅紀…和也…?」
雅「ごめん、起こしちゃった?」
翔「いや…和也顔色悪いけど、大丈夫か?」
和「翔兄さん、ごめんなさい」
翔「え?」
和「私が岡田くんを止めていれぱ…あんな…」
和は涙を滲ませながら謝り続けていた…俺は和を落ち着かせようと思って近づきかけた時、翔ちゃんが起き上がり和の顔に手を伸ばし…
和「ひ…ひたたたたっ!」
和のほっぺたをつまんでいた
翔「そんなネガティブな事言ってるのはこの口かー?らしくないぞー」
雅「し、翔ちゃん!?」
翔「さっき雅紀にも言ったけど、今回の事は俺の自己責任なんだから気にするな」
そういってほっぺから手を離し、代わりに和の顔を優しく包む様に両手を添えた