第11章 後悔
和「でも…あの時私は岡田くんの言動に違和感を感じていたんです…なのに事務所に行く事を止めなかった…私が止めていれぱ…」
翔「…和…お前は神様か超能力者か?」
和「…は?」
翔ちゃん…珍しく突拍子もない事を言ってきたぞ…?
和「あ、あの…違いますけど…?」
翔「うん、お前は超能力者でもないし神様でもない。お前は『大野和也』だろ?なら、先がどうなるかなんて解らないんだから、止められなくて当然じゃないか」
和「…翔兄さん…」
翔「なにも1から10まで出来なくて良いんだ。たとえ半分しか出来なくても手を伸ばせば誰かがきっと助けてくれる…今回も雅紀が助けてくれた…だろ?」
雅「翔ちゃん」
和「翔兄さん…」
翔「ほら、いつまで泣いてんだ。せっかくの可愛い顔が台無しだぞー」
和「翔兄さん…ありがとうございます」
和は泣いたせいで眼が赤く腫れていたけど、そんな事気にならないくらい綺麗に微笑んでいた