第11章 後悔
~雅紀side~
<コンコン>
俺は和の部屋をノックしたけど返事がなかった
雅「…もしかして、寝てるのか?」
どうしようかと思ったけど、やっぱ和の様子が気になったから部屋に入ってみた…
中は真っ暗で寝てると思っていた和はベットの上で膝を抱えて顔を隠した状態で丸くなっていた
雅「…和?起きてるか?」
和「…すみませんが一人にしてもらえますか?」
雅「悪いけど俺無断で入ってきたから、勝手に居させてもらうわ」
和「…何ですか?その屁理屈は…いいから一人に…」
雅「翔ちゃんから伝言!」
和「…え?」
翔ちゃんの名前を出したら、和はやっと顔を上げて俺の顔を見た
雅「『今回の事は自己責任だから誰も悪くない』って」
和「…でも、あの時私は岡田くんの様子が気になっていながら翔兄さんと二人きりにさせてしまいました…あの時私がきちんと止めていれぱあんな事には…」
雅「でも、和は智兄もいると思ったから大丈夫と思ったんだろ?それはしょうがないさ」
和「・・・」
雅「よし!和、翔ちゃんのとこ行こう!」
和「え?」
雅「直接翔ちゃんから話を聞いた方が良いよ。ほら、行くよ!」
和「え、ち、ちょっと…!」
俺は和を翔ちゃんに会わせるため無理矢理連れ出した