第102章 僕は君を想う(2)
店を臨時休業にして翔兄さん、雅紀兄さんと病院に駆けつけた
正面玄関を入ると直ぐにヤスさんが立っていた
ヤス「おう、お前らこっちだ」
翔「長澤さん、和也の容体は?」
ヤス「倒れてきた木材の下敷きにはなったが、全身打撲で骨に異常はないそうだ。とりあえず2、3日は入院して…」
潤「和の病室は何処ですか!?」
ヤス「東病棟の512だが…っておい!」
病室を聞いて俺は急ぎ病室に向かった
<ガラーーーっ!>
病室に着いてドアを勢い良く開けるとそこには
圭「…潤…」
潤「圭…人…?」
何故か和が眠ってるベットの横に圭人が座っていた
潤「圭人…何でお前がここに?」
俺が問いかけると圭人は突然
圭「すまなかった!!」
潤「…え?」
何故か頭を下げて謝罪してきた
圭「…実は和也くんが怪我したの…俺のせいなんだ…」
潤「な…どういう事だ!圭人!」
雅「!止めろ潤!」
俺が圭人に掴みかかった時、後から遅れてきた雅紀兄さんに押さえられた
翔「落ち着け潤!和也が怪我したのは圭人のせいじゃない!事故だ!」
潤「翔兄さん…知ってるの?」
翔「今長澤さんから事情を聞いた。あれは…」
翔兄さんが話し出したその時
和「…ん…」
潤「か…!」
圭「和也くん!大丈夫!?」
和が目を覚まし、近付こうとした俺の前に圭人が立ちふさがってきた
和「…圭人…さん…?お怪我は…ありませんでしたか?」
圭「俺なんかより和也くんの方が…!」
潤「・・・」