第101章 僕は君を想う(1)
圭「もしかして、さっきの兄弟と一緒にやってるって事なのか?」
潤「んー…まぁそうなんだけど…実は俺、姓が変わったんだ」
圭「へ?姓がって…お前結婚したのか?」
潤「違う違う。俺が専門学校に行ってる時に、大野グループの子息が家に来てさ…そこの長男と俺が異父兄弟だって言ってきたんだ。で、俺も一緒に住まないか?って言われて大野の籍に入ったんだ」
圭人は俺の話に面食らった顔をしていた
圭「え?じゃあお前、今は大野グループの…?」
潤「うん…」
圭「スゲーなー…まさか暫く会わない間にそんな事になってるとは思わなかった…じゃあ翔さんは今一人なのか?」
潤「いや…翔兄さんも一緒にって言ってくれて、大野になった」
圭「そっか…それは良かったな」
やっぱり良い奴だよな…圭人…
翔兄さんの事も気にかけてくれて
和「全く…本当に信じられませんね。あの荷物を忘れていけるって…あまりの大ボケぶりにさすがとしか言えませんよ」
雅「ううっ…和ちゃんキツイよ…(涙)」
そんな話をしている所に、雅紀兄さんと和が厨房から出て来た
潤「あ、そうだ紹介しておくよ圭人。こっちの背の高い方が三男の雅紀兄さんで、隣が四男の和也。和は俺と同い年なんだ。後、長男でさっき言ってた俺と異父兄弟になる智兄さんもいるけど…」
圭「なぁ…何でその智さん…?だけお前と異父兄弟なんだ?雅紀さんと和也くんは?」
潤「…そこがちょーっとややこしいんだけどな」
圭「…?」
俺は俺達兄弟の関係を圭人に説明した
圭人は唖然として話を聞いていた
圭「はぁー…本当にややこしいな…」
和「すみません、でも私達仲良くしてますので安心して下さい。圭人さんもちょくちょく潤くんに会いに来て下さいね」
圭「う、うん!ああ、ありがとう和也くん!」
…何でそんなにどもってんだ…?圭人…