第10章 嫉妬
<カランカラン>
潤くんが買い出しに行ってからしばらくして、来客が来た
和「いらっしゃ…あれ?岡田くん?」
岡「よう和也、久しぶりだな」
和「ご無沙汰してます。わざわざ来ていただいて何ですが、今私一人なのでドリンクかデザートくらいしかできませんよ」
岡「ああ、コーヒーで良いよ。ってか他のはどうしたんだ?」
和「智兄さんと翔兄さんは上にいます。雅紀兄さんは依頼で外に出てますし、潤くんも買い出しで出かけてます」
岡「…そっか…翔は上か…」
・・・?何で翔兄さん?
岡「じゃあ和、コーヒー3つ用意して。大ちゃんと翔に差し入れ持ってくから」
和「え?ああ、解りました」
少し違和感を感じながらも注文のあったコーヒーを用意した
和「お待たせしました…一人で3つ持って上がるのは大変でしょ?私も行きますよ」
岡「だーい丈夫だよ。俺を誰だと思ってんだよ。見ろ!この筋肉!!」
和「あはは…そうでしたね、失礼しました。では、お願いします」
岡「おう!じゃあ代金はここ置いとくな」
和「はい、ありがとうございます」
・・・なんだろう…この胸のモヤモヤは…
本当に良かったんだろうか…