第10章 嫉妬
~翔side~
潤の店がオープンして以来、俺は便利屋の方を疎かにしていたから、昼の営業が落ち着いてから事務仕事をしていた
<コンコン>
翔「はい、どうぞ」
岡「おじゃまー。おっ、翔頑張ってるか?」
翔「岡田さん?こんにちは。どうしたんですか?」
岡「今下に行ったら、和也からお前と大ちゃんは事務所に行ったって聞いたからさ。ほら、差し入れ」
翔「あ、ありがとうございます」
岡「…大ちゃんは?」
翔「雅紀から電話があって出ました。引っ越し準備中に飼い犬の散歩をして欲しいって依頼だったんですけど、片付けが終わらないので手伝って欲しいって…」
岡「・・・へぇー…そっか…」
翔「・・・?」
なんだろう…今の間は…
岡「で?お前は何してんだ?」
翔「え?あ、あの今までの依頼内容の整理です。喫茶店の手伝いで、今までなかなか時間が取れなかったので…」
岡「ふーん…ん?なぁ翔、お前この首筋のあざ、どうしたんだ?」
翔「え?首筋って…あ!!」
ま、雅紀のヤツ!こんな所にキスマーク付けやがってーーー////
岡「…なぁ…これキスマーク…だよな?誰がつけたんだ…?」
翔「・・・え?」
岡「誰がつけたんだ?」
翔「お、岡田…さん?」
・・・ど、どうしたんだ?岡田さんが…怖い…