第10章 嫉妬
~和也side~
今日は久しぶりに潤くんの手伝いをするため、店に出ていた
潤「久しぶりに店に出ると大変だろ?」
和「そうですね。翔兄さんから毎日大変なのは聞いてましたけど、オープンして結構経つのにこの大盛況は凄いですね。」
潤「まぁ…今日は和がいるから客層がいつもと違うけどな」
和「・・・?どういう意味ですか?」
潤「和は人気者って意味。けど気をつけろよ。翔兄さんもそうだけど、和がいる時って男性客も多いんだから…」
・・・雅紀兄さんじゃあるまいし、言ってる意味が解りませんが…?
潤「和、留守番頼んでも良い?俺ちょっと買い出しに行きたいから」
和「ああ、良いですよ。この時間来る客はコーヒー飲みくらいでしょ?私一人で大丈夫ですから」
潤「ごめん、15分から20分くらいで戻れると思うから」
和「了解しました。もしその間に食事希望の客が来たら待ってもらいます」
潤「うん、頼むね。じゃ行ってきます」
和「はい、行ってらっしゃい」
・・・もしこの時、潤くんがいたら…翔兄さんにあんな事起きなかったのでは…
そう思うとやりきれない気持ちでいっぱいだった…