第83章 主夫(?)休養日
~和也side~
和「…よし、出来た」
翔兄さんと雅紀兄さんが買い物に行ってる間に、俺は潤くん用にお粥を作った
和「…潤くんほど上手くはないけど味はそんなに悪くないだろうし…」
おそらく翔兄さんよりは上手く出来てるはずだ←こっちもかなり失礼
そして俺は、出来たお粥と薬を持って潤くんの部屋に行った
<コンコン>
和「潤くん…」
ドアをノックしたけど中から返事はなかった
…寝てるのかな
和「入りますよ…」
一応断りを入れて中に入ると、潤くんは眠っているようだった
俺は持ってきたお粥をテーブルに置いて潤くんの様子を伺った
和「凄い汗…」
俺は側に置いていたタオルで汗を拭き額に触ってみた
和「…やっぱりまだ熱が高いな…」
潤「…ん…和…?」
俺が触れたことで潤くんは目を覚ましてしまった
和「あ…すみません…起こしてしまって…」
潤「いや…大丈夫…和…風邪がうつると悪いから、せめてマスクをしないと…ゴホッ」
…自分がキツいのに人の心配なんかして…
和「大丈夫です。あとでうがいと手洗いはキチンとしますので…それに潤くんからの風邪なら喜んでいただきますよ」
潤「ゴホッ…馬鹿…何言ってんだよ…」
和「ふふっ…それより潤くん。お粥を作ってきましたから食べます?」
潤「え?和が作ってくれたのか…?」
和「はい、潤くんほど上手くはないんですけど」
そう言って潤くんの身体を起こし、お茶碗とレンゲを渡した
和「熱いので気をつけて下さいね」
潤くんは一口食べて
潤「…うん…旨い…」
和「ホントですか?」
潤「うん…何かこの味ホッとする…凄い旨いよ」
そう聞いて俺は凄く嬉しかった