第83章 主夫(?)休養日
その後潤くんは俺の作ったお粥を完食してくれた
潤「ご馳走さま…ありがとう和…旨かったよ」
和「どういたしまして…あ、潤くん汗をかいてるみたいだから着替えませんか?身体も拭いた方が良いだろうし…」
潤「え?い、良いよ。後で自分でするから」
和「自分で身体を拭くのは大変でしょ、背中とか…さっき智兄さんと翔兄さんも言ったでしょ?もっと甘えて良いって…ほら脱いで」
潤「いや…そう言う問題じゃなくて…」
俺は潤くんの言うことを無視してパジャマに手をかけ、ボタンを外し脱がせようとした時ハッとした
…俺、潤くんを脱がせるなんて大胆な事してるけど…
そう思った途端、急に羞恥心が湧いてきて手が止まってしまった…
潤「…和?」
和「す、すみません…勝手なことして…後で着替えた服を取りに来ますので…」
そう言って立ち上がろうとした時、潤くんに腕を掴まれた
潤「…着替え手伝ってくれるんじゃないのか…?」
和「潤…くん…」
潤くんに見つめられ、一歩も動けなくなった俺を潤くんは近くに引き寄せた
そしてその場にしゃがんだ俺に顔を近づけて…
智「…おい…風邪引きをもう一人増やす気か?潤…」
翔「人が買い物してる間に良い事してるな、お前ら」
和「さ、智兄さん!?」
潤「翔兄さん…」
兄さん達が部屋の前に立っていた
智「お前ら仲が良いのは結構だが、体調が悪い時くらいは大人しくしてろ!」
和・潤「はい…ごめんなさい…」
智兄さんに怒られ、その後潤くんは大人しく休んでいた
そのかいあってか、二日後には潤くんは元気になっていた…けど…
雅「ゴホッゴホッ!」
今度は雅紀兄さんが風邪を引いた
…なんとかは風邪を引かないって言わなかったっけ?