第82章 雅紀の悲喜こもごも
翌日、ハルくんが来て潤と話をしていた
…何か深刻そうな感じだな…
翔「…ちょっと行ってくる」
そこに翔ちゃんも入っていった
雅「何の話をしてるのかな…」
和「…潤くん、ハルさんに自分の気持ちを話すと言ってたんですが…」
…成る程…
暫く話をしていたら、ハルくんがうっすら涙を浮かべながら出ていった…
…可哀想だけど仕方がないよな…
和「そういえば雅紀兄さん…また夕べは翔兄さんと激しくヤったんでしょ?翔兄さん身体が辛そうですよ?」
雅「ん?まぁ…そうだな…でも昨日は…っと」
危ない危ない。また昨日の二の舞をするとこだった…
和「?どうしたんです?」
雅「これ以上は黙秘!俺翔ちゃんに嫌われたくないもん」
和「ちょっとは学習したようですね」
…和…お前もしかしてわざと…?
そんな話をしていたら突然翔ちゃんが凄い勢いで走ってきて
翔「雅紀ーーー!!お前ドア閉めなかったのかーーー!?」
って言いながら俺の頭を思い切り殴ってきた
雅「あいたっ!!え?何?ドアって…」
翔「夕べお前が俺の部屋に来た時だよ!ドア閉めなかったのか!?」
雅「え?…あ…そういえば…」
翔ちゃんが凄い音させてベットから落ちたから、慌てて部屋に飛び込んで…
雅「ごめん!俺ベットから落ちてた翔ちゃんを見て驚いて駆け込んだから…閉め忘れたかも…」
すると翔ちゃんはみるみる顔を真っ赤にして
翔「雅紀の大馬鹿野郎ーーーっ!!」
雅「し、翔ちゃん!!」
翔ちゃんはそう叫んで走って行ってしまった…