第81章 潤の心
和「…ハルさんの気持ちも解りますよ…」
潤「…え?」
行為後、ベットの中で和とハルくんの事で話していた
和「ハルさんも私と同じで潤くんの事が本当に好きなんです…潤くんの気持ちも解った上で…」
潤「…その気持ちは嬉しいけど、俺には和だけだから…この気持ちは変えられないし、解った上で俺に好意を寄せるのはハルくん自身も辛いと思うよ…」
どんなに好きでも相手に振り向いてもらえないなんて…
和「…本当に優しいですね…潤くん…」
潤「そんな事はないけど…まぁ俺自身、経験済みだから…和もだろ?」
和「そういえばそうでしたね」
俺達はそのまま眠りについた
翌日、ハルくんがまた会いに来たからもう一度俺の気持ちを伝えた
潤「ハルくんの気持ちは本当に嬉しいけど、それに応える事は俺には出来ない…」
ハル「それでも僕は…」
潤「それじゃハルくんが辛いだけだよ…」
ハル「…僕の気持ちは迷惑だった…?」
潤「そんな事は…」
翔「それは違うだろ?ハル」
ハル「翔…」
突然翔兄さんが割って入ってきた
翔「人を好きになるのは自由だよ。ただ潤はお前にも幸せになってもらいたいだけだ」
ハル「…僕はただ潤に振り向いてもらいたくて…」
翔「潤には無理だ。振り向いてもらいたくてずっと見てたお前なら解るだろ?」
ハル「・・・」
翔兄さんの言葉にハルくんはうつ向いてしまった
翔「ハル…俺も潤と同じ気持ちだよ…お前にも幸せになってもらいたい…でもそれはここじゃないんだ…解るか?」
ハルくんはそのまま泣き出してしまった